このチュートリアルで説明されるトピックは？

• 新しい小惑星を読みこむにはどうするか？
• 新しい小惑星の天体暦ファイルを入手するにはどうするか？
• 読みこまれた小惑星を消去したり、交換したりするにはどうするか？

１つの表示設定ファイルにつき11個のカスタム小惑星を追加することができます。そのやり方は以下の通り。

小惑星についての一般的注意事項

毎日新しい小惑星が発見されており、Astrodienst Zürich は Kairon 3 で利用できる天体暦ファイルをオンラインで配布していて、誰でも新発見のオブジェクトに近づけるようになっています。どうか、実際に必要なファイル以外のファイルはけっしてダウンロードしないようにしてください。数千個もあるのですから (いまこれを書いている時点で11,400以上あります)。そのなかには、クワオアー (Quaoar) やセドナ (Sedna) のようなすでに有名な天体もあり、無料で Kairon 3 で使用することができます。

クワオアーとセドナについて

クワオアー (Quaoar) はすでに小惑星メニューの Quanzhou と Quarenghi のあいだに入っていて、50000という恒久的な番号をもっていますが、セドナはまだ承認されていません。99990の番号で天体暦がオンライン提供されていますが、公式にはまだ "2003 VB12" と呼ばれています。もしこれを読みこもうとするなら、遠からぬ将来、この非公式番号が別の番号に置き換えられるであろうことにご注意ください。どうか慎重に。

新しい小惑星を読みこむにはどうするか？

"Kairon 3" メニューから "環境設定" を選び、スクリーンショットにあるように、"感受点"、"小惑星" と進んでください。"変更" の横のポップアップメニューによって、新しい小惑星を新アイテムとして左側のチェックボックス・リストに加えることもできるし、その名称をメニューから選択して、リスト・アイテムの１つを置き換えることもできます。

小惑星の番号と名称を直接入力することもできるし (2003 VB12 なら、99990 Sedna)、リストから選択すれば、自動的に入力されるので便利です。

ここまではかんたんです。新しい小惑星を、今使っている表示設定ファイルに入力するには、"OK" ボタンをクリックしなければなりません。それは上にある "OK" ボタンで、スクリーンショットで青く見える方のボタンではありません。警告メッセージが現れて、その天体の天体暦ファイルがなかったときどのフォルダーにそれを入れなければならないか、またその名称が何であるかを知らせます。それをコピーするか、あるいはメッセージ・ダイアログ・ボックスを開いたままにしておいてください。すでに天体暦をもっているなら、別にそれがなくなったわけではありません。その小惑星が使いたければ、そのチェックボックスがチェックされていることを確認するだけで十分です。

新しい小惑星の天体暦ファイルを入手するにはどうするか？

URL ftp.astro.com/pub/swisseph/ephe/ を FTP クライアントに入力するか、あるいはインターネット・ブラウザで開きます。そこに行きつけるかかどうかは、あなたのインターネット設定と使用するブラウザ次第です。ftp コネクションがきちんと確立するようにできないときは、商用もしくはフリーの FTP クライアントを mac.tucows.com かどこかからダウンロードしなければなりません。自分では、www.interarchy.com の Interarchy を使っています。これが最上だと確信しているからです (バージョン６は好きではなかったけれど、５は素敵でした。そして現在のバージョン７はまさに私の望み通りのものです)！

正しい天体暦ファイルを入手したけれど、"Kairon" フォルダー内の "SwissEphemeris" フォルダーに指定されたサブフォルダーがなかった場合、そのサブフォルダーを作ってそこに天体暦ファイルを入れなければなりません。そうしないと、新しい小惑星のチェックボックスを無効にしないかぎり、天体暦ファイルが見つからないせいで、またエラーメッセージを見るはめになります。

読みこまれた小惑星を消去したり、交換したりするにはどうするか？

今のところ、"変更:" の横のポップアップメニューを使用します。さらに、Kairon 3 で 新しい小惑星をもっと見ばえよくするには、環境設定の "スタイル" セクションを開き、名称と記号を指定することができます (詳細は スタイル・チュートリアル をご覧ください)。そこで名称を消せば、"小惑星" チェックボックスからも消えます。