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ようこそ、これは Kairon 3 のテキスト・エンジンがどう動くかについてのチュートリアルです。

テキスト

このチュートリアルで説明されるトピックは?

  • AAF とは何か、それをどのように扱うか?
  • テキスト・ジェネレーターはすでに何ができるか?
  • テキスト・ジェネレーターはもうすぐ何ができるようになるか?

テキスト・エディターは、ツールバーの対応するアイコンをクリックして、あるいは "表示" メニューから "テキスト" を選択することによって、いつでも開くことができます。

AAF 概説

AAF は "Astrologisches Austausch Format" を略したもの、
英語では、"Astrological Exchange Format" となるでしょう。

AAF は人間にとって可読なテキストのみのフォーマットです。だからこそ Kairon 3 も、"テキスト" 表示の "AAF ファイル" セクションで、直接 AAF ファイルを編集できるようになっているのです。通常 AAF ファイルに入るチャートの数に限界はありません。特定のチャート・データをかんたんに選択するには、そのタイトルを "チャート" メニューから選択するのが便利です。そのチャートがテキスト表示部でも選択され、そこが見えるようにスクロールします。

一般に、1チャート・データは、この例に見られるように、識別子 "#A93:" から次の "#A93:" もしくはファイル終端までのすべての行からなります。ここには他の識別子も見えます。これらの識別子は厳密に階層的な順序で並べられていて、思考や習慣の流れに従おうとしています。これらの識別子が何を意味するかを知るのはよいことです。ファイルを必要不可欠なものだけに刈り込み、ほんとうに必要でないものをすべて削除することもできるし、誤りをそれが生じた場所で除去することもできるからです。

#A93: は、ふつう依頼人が自然言語であなたに語ることです。これはいちばん本質的なものであり、それなしには、いかなる有効なチャートも AAF で作ることはできません。また一般に #A93: だけでも十分ですらあります。

それはコンマで区切られた7つのパラメーターでできています。"ファースト・ネーム", "ラスト・ネーム", "チャートの種類", "年月日", "時刻", "都市名", "国・州・県"。これらのデータはコンマのあいだの位置によって同定され、正確に6つのコンマがなかった場合、Kairon 3 は "Parameter Error 不正な数のパラメーターが #A93: にあります" というエラーメッセージを表示します。その場合は、テキスト・タブをクリックし、問題の個所を探し、その行を手作業で編集して、すべてのフィールドがきちんと埋められているようにしなければなりません。(よくあるミスは、2つのファースト・ネームを書き込み、それをコンマで区切ってしまうことかもしれません。ブラケットで囲むか、もっといいのはドローワーのコメント欄に書くことです。)

AAF はドイツのフォーマットなので、月は、日と年のあいだにきます。手作業でファイルを編集するときは、このことと、時刻が24時間制であることに気をつけなければなりません (つまり、12:15 am ではなく 0:15:00 と書くということ)

#B93: はホロスコープ・アプリケーションが、チャートを正確に同定するために必要とする技術的な情報です。誤差数秒の精度で出生時刻を同定し、出生地をせいぜい30mの誤差で拾い出します (下の色つきのデータをご覧ください)。やはりコンマで区切られた5つのパラメーターからなっていて、それらは、"ユリウス通日", "緯度", "経度", "時間帯", "サマータイム情報" です。これらのデータはコンマのあいだの位置によって同定され、正確に4つのコンマがなかった場合、Kairon 3 は "Parameter Error 不正な数のパラメーターが #B93: にあります" というエラーメッセージを表示します。その場合は、テキスト・タブをクリックし、問題の個所を探し、その行を手作業で編集して、すべてのフィールドがきちんと埋められているようにしなければなりません。

#B93: の正確さにかんする短いノート

地球の赤道が約42,000kmで、それが360°に分割されていると仮定すると、それぞれの経度は、赤道ではだいたい長さ116kmになり、北と南に行くにつれてどんどん狭くなります。また緯度線の1度は4分の時差を表します (24h/360°)。 これがどういうことかというと、あなたが生れた都市から100km以内に大きな都市があるが、自分が生れた都市の正確な座標は分からないという場合、100kmの距離はせいぜい時間にして4分の誤差しか生まないということです。

また経線の1分は赤道では約4秒の時間を示すことになり、地点にかんしては2kmよりわずかに短い距離になります。

そして経線の1秒は、時間にして1秒の約15分の1 (誤記ではありません!) を示すことになります!!! すると、自分の出生時刻を少なくとも15分の1秒のところまで知り、出生地を32mのところまで知っているのでなければ、自分の知識がこの種のアプリケーションが計算するものとほんとうに同じように正確だとは考えられないわけです。

逆に、もし自分の出生時刻を15分の誤差範囲内で知っているとしたら、それは出生地では400kmの誤差に相当します。

チャートの Asc は約2時間ごとにそのサインを変えます。するとこの15分は、4°の誤差さえあなたの Asc に与えないことになります (30°/8)。

ご注意ください。"#B93:" にユリウス通日が記載されていた場合、そのユリウス通日が出生年月日と出生時刻に優先します。それが間違っていると判って、手作業で修正しようとするときは、ユリウス通日を * に置き換える必要があります。

#COM: はコメントを示し、どんなテキストでも好きなように入れることができます。コメントは、ファイル終端か次の # で終ります。

#SRC: はチャート・データのソースにかんする覚え書を示し、シンタックスについては、コメントと同じように扱われます。

AAF ファイルから別の AAF ファイルに、チャートをコピー・ペーストするのはかんたんだし、email で AAF ファイルを送ることもできます。信じがたいほど小さな情報ですが、チャート・リストを正確かつ迅速に再現することができます。さらに、あなたが "AAF ファイル" セクションで何をしようと、それがチャートに対して効力を発揮し、変更を表示するためには、Kairon 3 の "テキスト" エディター下部にある "メニューを更新" ボタンをクリックしなければなりません。 また Kairon 2.19 の "Name, Data…" ダイアログ・ボックスにある "Get AAF" ボタンを使って AAF データを抽出し、それを Kairon 3 の "AAF ファイル" セクションにコピー・ペーストすることもできます。

インターネットをブラウズしていれば、すでに aaf フォーマットになったチャート・コレクションが、いつでも、あちらこちらに見つかるものです。そういうファイルを開くと、Kairon の "チャート" メニューは自動的にアップデートされます。そのファイルにあまりに沢山の項目が入っていると、"チャート" メニューのアップデートのせいで、すべての速度が低下します。 そういうときは、メニューバーをクリックしないようにするか、そのコレクションをもっと使いやすい小部分に分割するようにしてください。

AAF のホームは www.sternwerkstatt.de にあります。そこに行けば、はるかに詳細な情報が手に入ります。AAF の開発への参加も大歓迎です。

テキスト・ジェネレーターはすでに何ができるか?

テキスト・エディターは "表示" メニューから "テキスト" を選択すると出てきますが、"テキスト生成" タブをクリックしなければならないかもしれません。"AAF ファイル" の表示が有効になっているときは、必ずそうです。メソッド・タブで計算された情報の種類によっては (メソッドについてのチュートリアルを見てください)、左側のボタンに列挙されているような種類のデータを、すでに生成しているかもしれません。

このサンプルを作るために、私は "内側の位置" ボタンを使い、"AAF ファイル" 表示タブから出生年月日と出生時刻をコピー・ペーストし、キーボードのタブキーによって、各行の先頭にタブを挿入しました。

そして、データ部分 (Ascendant … Chiron) を選択してから、上部にあるルーラーのタブストップを、ここに見られるように移動させたのです。

そのあと、見出のフォーマッティングを、"フォーマット" メニューのコマンドをあれこれといじりながら行いました。自分で作ったスタイルをいくつでも保存することができます。

テキスト表示が選択されているときに、"ファイル" メニューから "プリント…" を指定すると、テキスト表示が印刷されます。テキスト表示が選択されていなければ、それは印刷されません。こういうテキスト表示は容易に .rtf ファイルに保存することができます。あなたの設定はすべて保存されますし、それを Kairon 3 や テキスト・エディットでもう一度開いても、見ばえは変りません。まだこういうテキストといっしょに、チャート・データが保存されるようにはなっていません。だから、こういうテキストを作ったときは、チャートとは別に保存する必要がありますが、こういうテキストがあって、それをここに置いたと、チャートのコメントに註記しておくことはできます。

テキスト・ジェネレーターはもうすぐ何ができるようになるか?

テキスト・ジェネレーターを教育して、あらゆる星位にかんするあなたのメモを記憶し、自由に選べる多くのオプション設定にもとづいて、あなたのために自動的にカスタム・リストを生成するようにするつもりです。

次は? --> まだまだたくさん出てきます。まあ見ていてご覧なさい ;-)